地上-超小型人工衛星間におけるレーザー通信の指向捕捉追尾制御系の研究

摘要

2003年から北海道でハイパースペクトルカメラを用いた農業リモートセンシング衛星の研究開発が行われてきた。ハイパースペクトルカメラによるデータは約30GBと大容量であるため、地上へのデータ伝送にはレーザー通信を利用する必要がある。また本衛星計画では人工衛星からのデータの即応性を実現するために、世界各地に設置できる地上局を含めたレーザー通信系の開発を目的としている。ハイパースペクトルカメラとレーザー通信送受信装置のパッケージ化が重要であり、地上局は小型で簡易に組み立てられる機構を持った装置を開発することが必要となる。