第16回レスキューロボットコンテストにおける電波管理と安全管理上の問題について

摘要

第10回レスキューロボットコンテストから，TPIP2 の貸与が始まった．また，コンテスト会場でのロボット調整作業用にマルチSSID機能をもつアクセスポイントを導入した．同時に使用できる台数やカメラ画像の利用に制限はあるが，競技と同様に無線LANを用いたロボットの調整が行えるようになった．第13回レスキューロボットコンテストから神戸予選，東京予選が開催され，また，大会に応募すれば予選に参加できるようになった．従来予選は20チームで行われていたが，第16回大会では24チームが参加した．本稿では第16 回レスキューロボットコンテストにおける競技で使用した無線LANシステム及び会場における展示物の無線通信システムに関する電波管理運営方法と，安全管理上の問題について報告する．