X線CT画像解析による樹脂-金属接合射出成形品の接合部定量評価と接合強さに関する研究

摘要

マルチマテリアル化の推進により樹脂と金属の多様な接合手法が開発·提案されている．本研究ではレーザー加工で表面に凹凸構造を施した金属プレートと樹脂材料の接合インサート射出成形について，接合部のX線顕微鏡観察および3次元画像解析から，金属接合面の凹凸曲面により隔てられ溝内部に形成される空間（以下，凹凸内空）における樹脂充填状態の定量評価を行った．また，レーザー照射回数（pass数）の調整により凹凸深さを変更した場合について，成形品の接合部の状態がせh断接合強さに及ぼす影響を調査した．これにより，接合強さ発現メカニズムと寄与因子について検討することを目的とした．