パワーエレクトロニクス革新の意義～国内の現状と産総研の取り組み

摘要

現代社会においてエネルギー消費は増大の一途をたどっている。中でも各種制御における扱いやすさから、電力エネルギーの利用が今後飛躍的に上昇すると予想されている。電力エネルギーの発生／輸送／貯蔵／消費、及びその過程での効率的な変換技術や制御技術、即ちパワーエレクトロニクス（パワエレ）とその基幹部品であるパワー半導体における技術革新は、今後の人類社会での省エネと持続的発展の両立のために不可欠と認知されている。