投影パターンを用いた安全センサに関する研究（第2報）－奥行き情報の検出と3次元測定実験

摘要

近年，人の行動範囲と機械の作動領域が重なることにより多くの事故が発生している．機械が安全に動作するためには，これら2つの領域が重なる危険領域を監視し進入物の存在や動きを検知する時空間安全センサが必要である.そこで本研究では，比較的広範囲の領域に適用でき，簡単で低価格なセンサの開発を目指している．前報では，投影パターンと撮影画像を用いた検出手法と実験装置，設定した平面領域における2次元位置測定の結果について報告した．本報では，奥行き情報検出手法と3次元測定実験の結果について報告する．