PVAをバインダーとするもみ殻パーティクルボードの開発

摘要

もみ殻は，米の副産物として大量に排出され利用方法が少ないため廃棄されることが多い．近年，環境負荷低減のため解体廃材などの木材の小片を接着剤と混合し加熱圧縮成形したパーティクルボードが建材や家具材料として使われているの．パーティクルボードは用途から最低限必要な強度の基準を満たした上で断熱性，遮音性が高いものができれば，未活用の天然素材を有効活用できる可能性が大きい．本研究では，JIS A5908に示される素地及び化粧パーティクルボード13タイプの曲げ強度，曲げ弾性率を超えるもみ殻パーティクルボードの開発を目的とした．