FP法を用いたEDXRFによるPM_(2.5)の非破壊多元素同時分析

摘要

PM_(2．5)中の無機元素や金属成分濃度を測定することは、人体への有害性とともにPM_(2．5)の発生源の寄与割合推定という点で重要である。PM_(2．5)中金属成分の多元素同時測定法としては、まず酸分角軒誘導結合プラズマ質量分析(ICP－MS）法が第一に考えられる。酸分解/ICP－MS法は大気中微小粒子状物質(PM_(2．5)）成分測定マニュアルにおいても挙げられており、高感度でありかつ適用例が多く結果の信頼性が高いと言える。しかしながら、酸分角糾CP－MS法は、分析に必要な時間が長く、また換作に熟練を要する。