球状黒鉛鋳鉄の新黒鉛粒数増加法

摘要

球状黒鉛鋳鉄が発明されて以来，如何にして黒鉛を丸くするかの研究が行われてきた．しかし，近年では黒鉛の球状化に関しては殆ど問題が無くなり，如何にして黒鉛粒数を増加させるか，に課題が移ってきた．このような折に，2012年にアズテラン（スペインの鋳物研究所）から，木村鋳造にレアアースの削減でEW日本の共同研究の提案があった．EUはアズテラン中心で（ケンプトン大学，G県エルケム），日本は木村鋳造所を中心（東洋電化日立金鳳アイメタル）とした．しかし，この提案は実現しなかった．