一つのNonlinear破壊そして場とエネルギーの基本的な考え方 II

摘要

Nonlinear破壊こういうものを複雑系とか、カオスのものとしてはいけない。破壊は、真直な破壊と全体が揺れ動く時に、取り残されるために起きる破壊とがある。破壊をどこが受け持つか、どこが全体の動きからはずれていくか、その材料の当量の大きさ、そして全体の動きとその材料の大きさを受け止めることが出来るかということである。動き方、動く片寄りが当量を支配する。材料の中に入エネルギーがあれば、全体の動きは止める事は出来ない。そしてこの全体が動くという現象から、はみ出るものが出ることも拒むことは出来ない。Nonlinear破壊が単純な劈開破壊のように真直ぐ破壊されないのは、破壊する側が、案外規則正しく楕円形の振動をしているからであり、壊れてもすぐに戻り、また破壊側に戻ってくるという楕円運動を、大きいかたまりがして、更に繰り返せば、そこについてゆけない小さい突起に向かって繰り返し、その破壊行動が、確実にそして一回一回規則正しく、破壊離れを行なっているからである。そしてこの破壊は、壊す側と壊される側の圧倒的な大きさの差、そしてこの材料の各当量即ちこの材料のもてるエネルギーの大きさによって、このnonlinear破壊はひきおこされる。そしてこのnonlinear破壊は、圧倒的な大きさの破壊ではなく、案外ギリギリに起きる破壊に見られ現象である。まず当量をはかり、その材料がどこまで安全に、いや形を変えずにエネルギーをのせられるかを知ることである。