排気ガスからの電力回収を目的とした固体酸化物型燃料電池の開発―バイオエタノール燃料使用時の発電特性

摘要

本研究では単室型固体酸化物型燃料電池を110ccミニバイクの排気管中に取り付け発電性能の実験を行い，レギュラーガソリン使用時とE10燃料使用時との比較を行った．得られた結果を以下に示す．(1)レギュラーガソリン使用時6mW/cm~2の1セル当たりの出力密度に対し，E10燃料使用時の最大出力密度は4mW/cm~2で電力回収ができた．(2)E10燃料を用いた場合は，レギュラーガソリン使用時に対してOCVは約8%，出力密度は約35%低下する．