技術倫理プログラムの構築に向けて

摘要

具体的には，日本原子力学会，日本技術士会，および日本機械学会における技術倫理に関する活動状況について，それぞれの学協会で中心的な役割を担う方々からご紹介をいただくとともに，それ以外の学協会の現況について最近行われた調査の結果について報告する．また，組織体として学協会よりも統治が進hでいると考えられる企業における倫理コンプライアンス·マネージメント·システムに関して，解説をお願いしている．ワークショップでは，これらの情報を基に，学協会における技術倫理プログラム構築の可能性について，参加者全員で議論ができればと希望している．以下では，上記の議論に資するため，倫理綱領の機能および価値共有型技術倫理プログラムについて私見を述べる．