沖縄地域におけるACMセンサ等を用弘立た腐食環境モニタリングに関する研究

摘要

大気腐食の進行に影響を与える主な因子として，気温，相対湿凰降雨量，飛来塩分量および汚染物質などが挙げられる.その中で大きく影響しているものとして相対湿度飛来塩分量が挙げられるが，これらの数値は実環境において気象状況に左右され変動が激しい.また降雨は，金属腐食を促進させる因子として働く一方で飛来塩分や汚染物質を洗浄する働きもあり，腐食現象をより複雑なものにしている．また，沖縄地域は台風の常襲地域であるため，その影響を考慮しなければならない.本研究では，台風時における大気暴露試験を行い，台風期間中の腐食量について調べた.また，台風期間中の気象因子（飛来塩分量∫降雨畳風速など）について測定し，台風環境が金属腐食に及ぼす影響について調べてきた．台風期間中の降雨量，平均風速および雨水塩分畳ACMセンサなどを用いて台風を分類し，台風の勢力の違いによる腐食への影響について検討した．