オフラインフィードバックによる形状補正－眼鏡フレーム用チタン合金異形線材の高精度ロール曲げ（第8報）

摘要

職人が試行錯誤しながら調整している眼鏡フレームの曲げ加工について，福井県の眼鏡産業の競争力を高めるため，自動化が求められている．Fig.1に示すように眼鏡フレームはリム巻きカーブとレンズカーブを組み合わせた3次元形状である．これまでリム巻きカーブのみ，およびレンズカーブのみの2次元曲げの初回加工のローラ位置導出法について報告した．初回加工形状は製品精度を満たさないため，所要精度を満たすまでローラ位置を調整し，加工形状を高精度化する必要がある．本報では，オフラインフィードバックによる次回ローラ位置の導出方法と，形状補正について報告する．