常温圧縮せh新法を用いたTi/VGCF複合材料の開発

摘要

電気抵抗を低下させて導電性を向上させる方法の一つとして，Tiとカーボン材料の複合材料を開発することが考えられる．容易に複合材料を製造する方法として粉末冶金法がある．しかし，粉末冶金法では高温で複合材料を開発する方法が多いため，コストや時間を必要とする．そこで複合材料を容易に開発する方法として，常温圧縮せh断法のがある．常温圧縮せh断法は，常温，大気雰囲気中で金属粉末に圧縮およびせh断変形を与え，固化成形する方法である．本研究では，Ti粉末にVGCFを添加した混合粉末を対象として常温圧縮せh断法を用いて薄板を成形し，その機械的性質の測定および体積抵抗率測定，接触抵抗測定を行った．