貫流を伴う内管回転同心二円筒間流れ（スパイラル渦の可視化観察）

摘要

軸流を伴う内管回転二重円筒隙間内流れの可視化観察を行った．Ta数の増大に伴い，渦無し状態からHVに遷移する．Reが約120 以下ではHVはこれまでのPIVやDNSでの報告と同様に隙間全体に広がる．Reが約150より高い場合，HVは内管側のみに局在し，低Reとは異なった流動状態となる．この場合，Taをさらに大きくすると，RCVの領域が現れ，再び隙間全体に渦運動が広がる．