電気自動車と太陽光発電を利用した避難所における非常時電力供給システムの成立性評価

摘要

2011年の東日本大震災により電力の供給不足に陥り、大規模停電が生じた。停電から復旧までには約72時間を要するとされるが、多くの人が集まる避難所においては電力を自立的に供給する設備が必要である。そのような設備として太陽光発電システムが有効であるが、安定的な供給システムにすることが望ましい。そこで本研究では、避難所において太陽光発電システムと電気自動車の蓄電池を利用したシステムを想定し、太陽光発電システムの最適容量を決定した。