尿中バイオマーカーの分光的検出に向けた基礎的検討（第2報）: 微量アルブミンの高感度比色定量法の構築

摘要

これまでに，健康診断等で汎用されている尿試験紙法のように迅速な尿中バイオマーカーの分光的検出を，尿素，尿酸，クレアチニンの酵素比色定量として考案した．さらに，簡便な目視半定量手法もマイクロプレートを用いたマイクロアツセイとして考案してきた．最近，腎疾患等の早期発見に推奨されている尿蛋白質の検查項目である微量アルブミン(Alb)について，その150 mg/L以下の濃度範囲の高感度検出に向けて新たな反応系を見出した．