電力インフラの発展を牽引する高電圧絶縁技術: UHV絶縁技術（核心技術②）

摘要

UHV(Ultra high voltage)交流送電は，大容量·長距離送電に適した超高圧交流送電（最高電圧1100kV）システムである。日本は1970年代から研究開発に着手し，1990年代にはUHV送電ルートを構築している（図1）。UHV系統においては，高信頼度で経済的な設備形成の実現のため，絶縁協調面では発生過電圧を適切に抑制し，送電線及び変電機器の絶縁設計レべノレを従来技術の延長よりも大幅に低減すると共に，機器の絶縁設計においても工夫を施している。