発生回路の残留インダクタンスに起因した振動性インパルスのkファクタを用いた波形パラメータ算出

摘要

振動が重畳するインパルス電圧の波形パラメータを算出する際にkファクタを導入する改訂規格案の提案は、現行の方法と比較しても重畳周波数を連続的に処理可能であるなど有利な面が多い。スムーズな移行を図るためにも、現行規格との差異を明確に把握することが必要である。また、ディジタル計測技術の利を生かした波形解析の導入によって、本稿で示したようにより高精度なインパルス電圧の波形パラメータの解析が期待できる。