リチウムイオン電池を用いた直流電気鉄道向け電力貯蔵システム無人運転試験

摘要

電気鉄道では、回生車両の普及により、エネルギー効率は、高まっている。加えて、地上側と車両側相互の協調対策が検討され、余剰電力対策などの実用化が図られつつあるが、まだまだ十分とはいえない。当社では直流電気鉄道において、回生電力を一時貯蓄して電力回生率向上を図るため、電力貯蔵媒体として、産業用大型リチウムイオン二次電池を用いた電力貯蔵システムを、2003年度～2005年度の問で開発した。今回、その試作品において、長期無人運転を経て、実用化の目途を得たので報告する。