電気自動車のワイヤレス充電における受電回路トポロジー検討

摘要

インフラとしての標準化は、系統電力への接続性、誘導コイルなど機器の車両への搭載性だけでなく、コンダクティプタイプでは問題にならなかったワイヤレス特有のコイル間ギャップ変化や駐車位置ずれ時の充電性能への影響考慮や漏洩磁界影響に対する規定を作成する必要がある．本報告では、ワイヤレス充電器の必要性能の内、コイル間ギャップや位置ずれ時の充電性能について、インフラ側の構成によらず車両側の電気共振回路の工夫で対応が可能な方法を述べる．なお、本検討は2009年に日産先進技術説明会にて発表したハイパーミニ実験車に搭載し、実験評価した結果である．