低炭素社会実現に向けて，テレマティクスができること－先進のテレマティクスサービスによる環境への取り組み

摘要

2002年から開始したホンダテレマティクス「インターナビ」は，渋滞を回避するために始めたフローティングカーシステムを核に，人と道路や社会とクルマをネットワークで結び，クルマ車内における付加価値の高い次世代サービスとしてだけでなく，渋滞問題を解決し，低炭素社会を実現する新しい交通システムとしてなくてはならないものと思われる．また，リンクアップフリーのように通信費に捕われないサービスは自動車メーカーだけでなく通信業界にも革命をたらし，テレマティクスが道路交通社会に浸透する先駆けになると確信している．