画像処理による砥石作業面の3次元解析 第10報：ダイヤモンド砥粒の光学特性を用いた解析

摘要

砥石作業面の砥粒切れ刃の形状や分布は，加工仕上げ面の良否を左右する大きな要因であることから，画像処理により抽出した砥粒切れ刃の分布等の解析を行ってきた．しかしながら，その対象は、工具作業面のダイヤモンド砥粒と他の領域との色相·彩度·明度の差が比較的大きなものに限定されていた．このようなことから，ダイヤモンド砥粒の分光特性に着目し，異なる波長（可視光線域と紫外光線域）の光を照射して取得できる画像を用い解析を行う方法を提案し，その有効性について示してきた．