指向性エネルギー堆積型AMと切削による複合加工のための工程設計法の開発

摘要

機械製品は様々な形状の部品から構成されており，現在その多くは切削加工を用いて生産されている．切削加工では加工速度，精度が高いなどメリットがある一方，航空機のリブのように材料の大半を切りくずとして除去加工する場合，材料消費量が多大となるといったデメリットもある．また，切削対象がチタン合金などの難削材である場合，加工時間が過大になるといった問題もある．近年，AM(Additive Manufacturing)と呼ばれる層状に材料を堆積する技術が注目されている．この加工法では切削加工に比べて材料の消費量の低減が可能となるが，造形時間が長いといった問題がある．