移動ロボットの障害物検知·対応能力試験のための接近再現装置と走行状態模擬装置の開発

摘要

生活を支援するためのロボットは，人と共存環境下で使用や移動をするため，特に対人を含めた高い安全性の確保が重要な課題となっている．そこで，新エネルギー·産業技術総合開発機構（NEDO）は，「生活支援ロボット実用化プロジェクト」を2009年度から5か年計画で実施し，安全技術を導入した生活支援ロボットの開発と共に，生活支援ロボットの安全性を検証するための手法を開発している[1]．本稿では，生活支援ロボットの安全性検証手法の研究開発の開発項目のうち，移動ロボットの障害物検知·対応能力試験のための接近再現装置と走行状態模擬装置の開発状況を紹介する．