電力地産地消を目的としたスマートメータデータに基づく都市需要の空間的分布予測の検討

摘要

本稿では，電力地産地消の効果的な実現に向けた，都市の電力需要の空間的分布の予測問題に着目し，短期需要予測の観点から局所領域を予測することの効果・意義を示した。今後，他領域での検証や，局所領域の範囲を広げたときの実現精度の変化を把握することが課題になると考えている。本研究はJST 未来社会創造事業の助成JPMJMI17B5 の下で実施されたものである。電力需要統計データを提供頂いたグリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合の協力に感謝する。