イリジウム超伝導転移端センサによる通信波長帯光子計測

摘要

超伝導転移端センサ（Transition Edge Sensor, TES）型単一光子検出器は、光子数識別能力と高い検出効率が必要とされる量子光学実験 [1]を始めとし、様々な光子計測応用が期待される。我々は、化学的に安定性の高いイリジウムに着目し、イリジウム単一膜による光TESの開発を行っている[2]。本研究では、新たに通信波長帯（1550 nm）における光子数分布測定の実証を行ったため、それに関して報告を行う。