無人駅設置対応自動券売機の開発

摘要

現在、東日本旅客鉄道（以下、JR 東日本）管内の地方線区等の一部の駅では、きっぷの発売を簡易型券売機にて行っている。しかしながら、簡易型券売機は設置スペースやコストの制約から自動販売機等と同型の汎用のメカブロックを採用しており、硬貨詰まりによるトラブルが度々発生するなど、信頼性について課題が散見されている。また、簡易型券売機設置駅は基本的に無人駅であり、通常の駅係員による処置ができない。そのため、機器異常を管理駅等へ通知する機能や、電断等で機器停止しないためのUPS 搭載等、独自の仕様に対応してきた。