ときどきモノ忘れする〈Talking-Bones〉とそのインタラクションデザイン

摘要

本稿では, 共同想起のなかで人とロボットとが「並ぶ関係」を創り, 豊かなコミュニケーションを生む, 学びの場の構築を目指す〈Talking-Bones〉のインタラクションデザインについて述べた.今後は, 忘却内容を媒介として, 人とロボットが「並ぶ関係」を構築するような, 自然なパターンでのロボットの忘却を生み出すシステムの実装を目指す. 人とロボットとの関係論的なコミュニケーションの生じる, 温かいインタラクションの場を築き上げたい.