脳波を用いた環境の違いによる感性の定量評価

摘要

本論文の目的は、空気環境が脳波に与える影響を明らかにした上で、更に日常生活にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることである。我々は生産活動を行うことで、様々な排出物や廃,をうみだし、それによつて大気污染物質が排出されている。そして無意識のうちにそれらを体内に取り込み、蓄積している可能性がある。ランカスター大学などのチームによる研究では、普段の生活で吸い込hだ有害な微粒子が脳にまで達するということが判明し、南カリフォルニァ大学の研究チームは大気汚染物質が多い地域に住む人の認知症発生リスクが高いことを発見した。また、大気汚染物質が脳に影響を及ぼすことでァルツハイマー病などの神経変性疾患発症の要因になる可能性を示唆している。日本においても、認知症の急激な増加は大きな社会問題であり、2025年には認知症が700万人を超える推計が発表されていることから、大気汚染とアルッハイマーの因果関係を知ることは重要であると考えている。