ヒューマンファクターを組み込hだ空調システム•制御システムの構築（その11)夏期の外気温度·視覚·聴覚の情報操作及び変動制御が執務者に与える影響

摘要

情報操作の実験では、実際より高い外気温度情報を認知させることで、涼しく快適側となった。色の視覚情報は、快適感には大きな影響は及ぼさなかったが、蝉の声を聞くと暑く不快に、川の音を聞くと涼しく快適に感じさせた。生理量変化は観察されなかった。変動制御の実験では、室温変動を25〜27°Cにすることで昨年度の夕方の不快申告が減少し、今年度の温度変化が適切であると確認でき、夏期における室温変動制御は有効であると示された。