トンネル支持架台移設箇所の位置出し工具の開発

摘要

私たちの勤務する西条電気区は、予讃線、高瀬駅から浅海駅までの124K598Mにわたっており、H4年7月·H5年3月に電化開業され、電化率100%の電気区である。電化開業後、観音寺〜新居浜間は14年、新居浜〜今治間は13年が経ち設備の老朽化が見受けられる。関川〜多喜浜間、北山トンネルも電化開業から14年が過ぎトンネル支持装置も劣化が進行しており、昨年取替工事を実施した。その取替工事施工中にトンネル支持装置の支持架台を固定するアンカーボルト(写-1)が腐食し折れていることを発見した。すぐ隣にアンカーボルトの増し打ちを試みたが、耐荷重(垂直荷重1.47kN〔150kgf〕)の確保が不可能と判断し、「架台」の移設を検討した。