レーザ変位計方式による剛体電車線凹凸測定器の開発と実用化

摘要

剛体電車線は、トンネル区間における電車線ちょう架方式として、各所で設備されている。札幌市地下鉄(東西線、東豊線)では、導電鋼レール方式剛体電車線を設備しているが、一部箇所の摺動面に波状摩耗が発生している。従来、札幌市地下鉄剛体電車線の波状摩耗測定は、鉄道総研が開発した電車線凹凸測定器で測定を実施してきたが、取扱が難しく、現場で手軽に計測できる、簡易測定器の開発が望まれていた。