EV 充電ナビシステムの実走行データを用いた消費電力量予測モデル自動構築技術の評価

摘要

電気自動車(Electric Vehicle：EV)の普及は、エネルギーの安全保障、低炭素発電に伴う温室効果ガスの排出削減、空気の質の向上などを目標とした幅広い交通政策の実現に寄与する。例えば、International Energy Agency (IEA)の調査によると、2015 年のヨーロッパにおいて、EV はガソリン車と比較して約50%、ディーゼル車と比較して約40%のCO2 削減効果があった(2)。そのため、さまざまな国や自治体において、EV やその充電インフラを普及させる取り組みを積極的に実施している。