ライフログ利用における思い出しや気づきを支援するデータベース検索方法の研究

摘要

日常の情報をデジタルに記録していくライフログが研究されている。背景にはモバイル端末の普及やユビキタスネットワークなどの技術進歩がある。またストレージの大容量化に伴い低価値な情報も保存しておくことが可能となった。人間の記憶能力には限界があり、また曖昧で日々忘れてもいく。しかし自身が見聞きしたことを画像や音声として保存が可能となれば、必要なときに情報を取り出すことのできる第2 の脳として利用できる可能性がある[1][2]。本研究ではライフログの検索の問題に着目した。必要な情報を効率よく正確に探し出すことは記録される情報量が増大するほど難しくなると考えられる。そこで、無作為的に蓄積された情報の中からタグを頼りに検索を行い、その度にタグを更新していく手法の提案を行った。そして検証のために簡易検索システムを構築した。