地域冷暖房プラントリニューアルに向けた最適熱源システムの開発(第2報）リニューアル計画概要

摘要

シーサイドももち地区地域冷暖房プラントは1993年4月の運用開始から25年以上が経過し,プラント全体の熱源リニューアルを検討する時期に差し掛かっている。直近では10年前の2008年に第2熱源センターの一部の吸収式冷温水機の入替工事が行われたが，海水熱源ヒートポンプ3台が設置されている第1熱源センターは未だ竣工当時のままであり，将来対応用として空気熱源ヒートポンプ2台分及び屋上冷却塔2台分のスペースが未だ残されている。前報では，近年のプラント運用実績について報告したが，本報では，プラントリニューアル計画の概要，さらに仮組みではあるがリニューアル後の最適熱源システムの構想について述べる。