教育·研究施設における熱源システムの運用改善

摘要

様々な環境配慮設備が導入された建物における熱源システムを対象とし，四つのCaseについてそれぞれの電力消費量，ガス消費量を一次エネルギー消費量原単位に換算し，数値解析を用いた運用改善の検討を行った。その結果,冷房運転時においてはCasel,暖房運転時においてはCase0が適当であり,16.9MJ/(m~2·年)の一次エネルギー消費量原単位の削減が可能であるという結果が得られたそして，実際の対策実施においてはコスト面も重要な要因であるとし，今後はコスト面も考慮に入れた検討を行う予定である。