里海づくりにおける効果的な被覆網設置方法の検討とアサリ密度の増加

摘要

椹野川河口域·干潟自然再生協議会がアサリを指標とした里海づくりを行っている椹野川河口干潟（南潟）では、被覆網の設置によりアサリが獲れるようになり、潮干狩り等の親水イベントが実施可能となった。被覆網の設置は二枚貝の保護育成手法として一般的となっているかその保護効果を十分に得るには縁を埋めることが重要とされている。一方、南潟では縁を埋めても台風や波浪によって網の捲れ等が発生するため、メンテナンスの労力やアサリの網外への散逸が課題となっている。