(第14報)SENEMS(セネムス)による空調·熱源機連携制御について

摘要

本報告では、SENEMS機能の1つである需給連携制御について、要素技術を紹介した。今回新たに作成·導入した快適性指標については、今後、市販されている測定器を用いてPMV値を継続的に実測し、独自の快適性指標に基づいた空調設定温度とPMV値に基づく設定温度との比較や、スマートエネルギー部会を通じた、快適性についてのユーザヒアリング等を引き続き行いながら、パラメータ調整を行っていく。これまでの運用実績から、部屋の配置によって西日が強く当たる時間帯に不満足度が一時的に増大するなど、さまざまな条件に応じた柔軟な対応が必要であることが分かっており、ピークシフトや熱源機増段抑制制御を行うことによって快適性がどのように変化するかについても、慎重に確認していく必要がある。今後もスマートエネルギー部会を通じて、使用用途や各種条件にて異なる個別の要望について需要家と調整しながら、快適性と省エネの両立に取り組hでいく。