状態遷移モデルに基づいたレーダ信号処理と そのターゲット識別への応用

摘要

マルチアスぺクト計測のレーダ信号を用いたターゲットの識別•同定の手法について述べている。まず，高周波近似の下で，シングルアスペクト計測のレーダ信号のパラメトリック表現を導出し，そのパラメータを識別・同定のための特徴量とする。次に，識別・同定の性能向上を図るため，マルチアスペクト計測のデータに拡張する。計測データに含まれている系列データを処理する方法として，状態遷移モデルを導入し，その考え方と有効性について議論している。