北海道における人口規模別に見た移住政策の差異に関する研究

摘要

近年、田舎暮らし希望者を対象に移住政策を行う市町村が全国的に増えてきている。移住政策には様々な内容が含まれるが、都市部や農村など地域状況の違いにより、政策を行う自治体の規模や地域の認知度、就業関係などに差が出てきてしまい、どの地域でも一様な政策を行うだけでは移住促進の効果を得られないのは明白である。そこで、これら政策の実施状況を把握し、各地域に適応した政策を検討することは、今後の移住促進の効果を高めていくうえで必要だと考える。