領域気象モデルWRFによる都市の温熱環境の数値予測(その2)各種物理過程のサブモデルの選択が仙台の都市気候解析の解に及ぼす影響の検討

摘要

1.はじめに一般に、気象モデルによる数値解析の解は物理過程のモデルの組み合わせにより大きく変化する可能性があり、都市建築空間の解析を行う上でも、これらの選択は非常に重要である。筆者らは既報においてWRFを用いて仙台都市域を対象とした局所気象解析を行い、雲微物理過程のサブモデルを変更し、実測値との比較を行った。本報(その2)では、雲微物理、大気境界層および短波放射の3つの物理過程に注目し、仙台を対象とした都市気候解析を行う上でそれぞれのサブモデルの選択が解析結果に及ぼす影響を検討した。