都市間ネットワークの集客変化による都市経済影響のモデル分析:応用一般均衡分析による集客施設ネットワークの波及計測

摘要

首都圏エリアにおいては、過去30年間に大きく人の流れが変化している。交通ネットワークの変化や街の成長過程に従い、丸の内周辺や銀座周辺域に職場の重心あった状況から渋谷、新宿エリアの集客力が高まった時期、ターミナル機能の充実により品川周辺や秋葉原周辺に重心がややシフトした時期、また横浜のみなとみらい21開発に伴う、横浜方面への集客力の変化等、時代の変遷にともない人流に様々な変化が起こっている。