Ⅱ種相当のフライアッシュを使用したコンクリートに関する調査研究（その２：文献調査に基づくフレッシュ性状と圧縮強度発現性）

摘要

前報概要より、混和材としてフライアッシュ（以下、FA）を使用したコンクリートのフレッシュ性状及び標準養生供試体の圧縮強度発現性状について、既往の文献調査より得られた結果を報告する。FAは微細な球状の粒子であり、混和材として使用することによりフレッシュ性状の改善や単位水量の低減の効果があることが知られている。文献調査より得られたFAの使用の有無による単位水量の比較を図-１に示す。 FAを使用した場合、同一スランプを得るための単位水量は、使用しない場合に比較して最大15 ㎏ /m~3まで低減しており、単位水量を低減する傾向にあることが確認できた。