減衰を付加した制振天井の実用化に関する研究: （その７）制振天井の解析諸元の設定と解析値と実験結果の考察

摘要

本報では、制振天井システムの解析諸元の設定と解析値と実験結果の考察を行った。制振天井は、吊りボルトの端部条件が両端固定支持で実験結果の固有周期と概ね一致した。等価せh断型一自由度系の質点に非線形Maxwell モデルを角度に応じて組み込むことで、実験結果を高い精度で模擬できることを確認した。様々な位相を持った入力波に対しても、天井面の応答波形は相対変位および絶対加速度ともに実験結果と概ね一致することを確認し、本報で提案した解析諸元の設定が妥当であることを示した。