古民家と蔵のアート施設へのリノベーション太田アートガーデン

摘要

対象敷地のある群馬県太田市は郊外の商業化に伴い、駅周辺の商店街が衰退し活気が失われている。敷地は東武鉄道が通る韮川駅に面している( 図6)。韮川駅は近隣住民や学校に通う中高生などの利用はみられるものの駅前に広場がなく車通りのある道に面しているため人々が滞在できる場所がない。また当敷地には、かつては米穀商店として使われていた古民家や商品を保管する蔵が残されている( 図1)。当研究室では、現在使われていないこれらの建物群をアートガーデンとして改修しまちに対して開くことで地域住民が集まれる場をつくり、にぎわいのある駅前風景の形成を目指す( 図2)。