自動運転技術の発展を背景としたまちづくりの研究: 自動運転車などのモビリティを背景とした愛知県幸田町の「まち」の革新

摘要

自動運転技術の発展により、住宅地や公共施設等の駐車場が最小限になり、人が安全に歩くことができる道が増え、こどもたちが遊べる空間ができる。また、昔の“井戸端”のように日常的に顔を合わせる空間に情報端末などを設け、様々な暮らしの情報（レジャーや趣味の活動、防犯情報等）を共有しつつ、お互いの安否を確認できる、安心・安全の居住地が生まれる。主要な拠点では、食育や健康増進、ものづくり体験、遊びやIT 関連スキルなど、世代間の特性を活かした交流が活性化し、町民の社会参加や学び、健康など、豊かな暮らしが育くまれる。モビリティの技術革新を、道の開放、まちの革新につなげるべく、研究を展開する必要がある。