海上保安庁海洋情報部の式の援用による太陽視赤緯と均時差の計算について

摘要

① 地心座標時TCGと協定世界時UTCの関係に関する補正時差項を再掲した上で，太陽視赤緯と均時差の計算方法を簡明に説明し，計算例を示した。② 補正時差項は，筆者の計算方法に特化したもので，一般的なものではないが，将来的にもこの計算方法が適用できることを意識したものである。③ 実用上，本報の計算方法は，今日でも十分な精度を保持していることを確かめた。④ さらに，この計算方法は，実用上，過去50年の太陽視赤緯•均時差についても，十分な精度で適用できることを確かめた。