気象予測に向けた天空のスぺクトル測定とその解析

摘要

日中の地上で計測した天空のスぺクトルと各種の気象パラメータの相関について初期的な検討を行つたので報告する.可視〜近赤外マルチチャンネル分光器とファイバプローブを用いて天空の特定の方位.仰角から到来する光のスぺクトルを数カ月にわたって収集し，それと気象庁が公開している各種の気象パラメータ（気温，気圧，湿度）および水蒸気量の相関を計算することで，気象パラメータに与える影響の大きい波長を検討した.2種類のモデルに基づく機械学習を行い，特に大気中の水蒸気量と相関の高い波長を特定した.