3 次元再構成を目的としたUAV 空撮における品質評価のための指標策定

摘要

我が国の社会資本ストックは高度経済成長期に集中的に整備され，今後急速に老朽化することが懸念されている．今後20 年間で，建設後50年以上経過する施設の割合は加速的に高くなる見込みであり，一斉に老朽化するインフラを戦略的に維持管理・更新することが求められている．国土交通省は，建設工事における3 次元データの活用等により，生産性の向上を目指したi-Construction を推進している．この取り組みの中で，特にUAV（Unmanned Aerial Vehicle）とSfM（Structure from Motion）を用いた3 次元データを取得する技術は，建設業界のICT 化，効率化を推進する上で重要になると考えられている．